私がITを愛した理由
どうも。最近「AIなんじゃないか」と噂されている橋本です。
社内では「エクス・マキナ」と言われている橋本です。
感情のないサイボーグではないかと10代の頃から言われて今に至っている橋本です。
上記、全部間違ってます。
私はAIでもエクスマキナでもサイボーグでもない、とても人間味のある橋本ですw
ブログを読んでくださっている方は、意外と私が松岡修造くらい暑苦しい女であることをお気づきかと思いますので、是非それを広めていただけると幸いです。
私がこれまで「受付というお仕事」に対する愛情を語ってきましたが、まだITに対する愛を語ってなかったことに気づきました。
という訳で、今回は私を虜にしたITについての想いを今日は語りたいと思います。
まず、一番にお伝えしたいことは、ITがなかった時代を知る人は減少傾向に有るということです。
私が生まれた年にはまだ「インターネット」という言葉はなかったです。存在してなかった。
私の父が仕事をしだした時代は全て紙と電話。しばらくしてからFAX。コードレスフォン。ワープロ。でっかいパソコン。みたいに変わっていったんだと思います。
「メール」なんてなかったから、全部郵送などで対応してたんだろうなって想像してます。
私の幼少期は、「黒電話」「リモコンがなくてガチャガチャ回すテレビ」からの「コードレスフォン」。
中学生くらいに「ポケベル」「PHS」「携帯電話」・・・。
とまぁー進化の過程を全て体感してきているわけです。
逆に、今生まれてきた子供達は当たり前に「インターネット」がある世の中です。
「昔はね パソコンがないどころか携帯電話もなくてね。 ポケベルがね・・・青春時代の象徴でね・・・10円をいつもたくさん持っていてね。テレホンカードも何枚も持っててね。電話ボックスも行列してたんだよね・・・。」
なんて話、通じないんす。
両親の世代は「恋文」ですよ!
携帯なんてないから、みんな自宅の固定電話にドキドキしながら電話をかけるわけです。
んーそれはそれでいい❤︎
でもそういう「粋」や「味」がわからないんですよ。今の若い子達は。
なんでもラインで済ませるんですよ。
甥っ子見てると「現代」を感じます。
まぁ何が言いたいかというと、インターネットがない時代を知っている人材は貴重なんですよ。だって当たり前にあったら、なかった時の不便さわからないじゃん。
なかった時代に比べて世の中がどれくらい変わったとか、豊かになったとか、逆にこう言う不便さが生まれたとか窮屈さがあるとかわからないわけですよ。
人間に近いとされる動物が生まれたのが、5・600万年前と言われています。
そこからズーーーッと進化を繰り返し、1987年。
ここに来てやっと商用インターネット元年なんですね。そして、1992年に「インターネットとパーソナルコンピュータの普及」が始まるわけです。
何が言いたいかというと、人類の歴史が何百万年だとしても、今この時代に生まれてITがなかった時代と普及していく過程を生きている私たちがどれだけレアかということです。
年表にするとほんの数ミリしかないくらい人類の歴史から見たら、ちっこい短い時間なんです。
そう考えると、
「ITがない時代しか知らない」
「生まれた時から当たり前にあった」
この狭間って超絶レアだと思いません??
私は奇跡に立ち会っていると思っています。だからこの奇跡に感謝し、ITを愛しているのです。
もう私たちの生活からITがなくなるなんて想像できないですよね。離れて暮らす家族と何のストレスもなく連絡が取れる。何なら顔を見ながらタダで会話ができる。
地震が起きても、離れていても安否の確認がすぐできる。
海外でも同じ。
欲しいものが遠くにあってもすぐ手に入る。
欲しい情報がこの手の中にいつでもある。
自分のことを世界中の人に発信できる。
海の向こう側で何が起こっているのかをリアルタイムに知ることができる。
まず最初に実家を離れて見てインターネットのありがたさを感じました。
もちろん私が両親を心配する気持ちを和らげてくれるのもありますが、その倍以上に両親は私が心配。でも、携帯でメールを送り合うことによって両親が少しでも安心してくれる。
地元の友達と離れても、メールでコミュニケーションが取れる。
今FBなどが普及したおかげで、何年も会っていなくても会っているかのようにお互いの近況が把握できるわけです。
窮屈に感じる人もいるかもしれません。めんどくさいこともあると思います。
でも、それ以上に私たちの生活を豊かにしてくれていると思うんです。
社会に出て、仕事をしていく上でもITは欠かせない存在です。
効率化・自動化を実現してくれます。そして、IT自体もどんどん進化していってます。
こういった産業が始まる時代に、ちゃんと理解し目をつけた起業家の方や経営者の方を心から尊敬します。
私が最初に入ったトランス・コスモスはまさにIT系のベンチャー企業でした。
事業内容も魅力を感じるものでしたが、関わっている人がとにかく素晴らしかった。
「昔ながらのサラリーマン」という印象ではなく、皆さんお若くて柔軟で、無駄がなくて・・・。
変化を楽しみ、すべてを受け入れる。挑戦する。
そういったスタンスでお仕事をされていました。
そして何より自分たちのビジネスが世の中を変えていくんだ!という想い。。。
こんな会社で働いたら、そりゃもうITの虜ですよ。
でも他の業界を知らずして何も語れないと思い、期間限定でメーカーの受付を3ヶ月だけしたことがあります。
ぶっちゃけ「はぁ~?」と思うことばかりでした。
ここでは書けないくらい色々レトロ過ぎた会社だったんですが、なんて表現したらいいんだろぅ・・・。
「男尊女卑。無駄しかない。終わってる。」
この一言に集約しました。
(期間限定でよかった)
そこからさらにITへの愛情が深まり、「もうあなたしか見えない!」ばりに、IT(業界)にはまっていくのです。
そしてUSENで働き出し、トランス・コスモス時代のように素敵な方々に囲まれて仕事を再開し、私自身もいい刺激をもらうことができました。
次にミクシィという会社と出会い、もうこの頃にはズブズブなわけですよ。IT(業界)に。
世の中を変えていく!という想いを持った方々がどんどん上場されていったりする中、でもとはいえ新興産業なわけですよね。世の中から見るとITって。
「ベンチャー」ってなに?「怪しくない?」とか思っている人も普通にいたわけです。
しかし、起業家の方も経営者の方ももちろん真剣です。
エスタブリッシュな産業と戦っていく・認められていくには会社個々で戦っても仕方ない。みんなで力を合わせて、IT業界・ IT産業を盛り上げていくんだ!という想いを、そばで働きながらすごく感じたんです。
それがすごく良かった。
今の私も会社もそうですが、自分たちだけで何かを成し得ようなんて無理なんです。
いろんな人に助けてもらってナンボで、いかに巻き込めるかだと思うんです。
「蹴落としあう」とか「批判し合う」では何も生まれない。
そういったことをきちんと理解して、自分たちに会社や業績もそうだけど、まずは業界自体を盛り上げていこう。その先に自分たちに事業の成長がある。
そういった考えを持っている方が非常に多いように感じました。
だからIT業界の人ってみんな仲いいですよね。
もちろん全員が全員ではないと思います。
競合はもちろん存在するし、それぞれの想いはあると思います。
でも他の業界と比べてみると繋がりが深いと思います。
私はそういった方からたくさんの刺激と学びを頂き、今の自分があります。
私がIT系の企業で受付を10年以上勤め上げたこと。
それはITに出会って、好きになった。だから前を向き学べた。そして、その想いを生かして、世の中を変えるサービスを提供したい。
ここに繋がっているのです。
こんな奇跡的な時代に産み落としていただいたので、思う存分その意義を全うしたいものです。
ITを通して便利になっていく世の中。だけど、なかった時のレトロな時代の良さも知っている。
両方を大事にしつつ、毎日人と向き合っていきたいと思います。