受付嬢、プレゼンをする。人前でお話しすることの大切さ。
少しお休みしていたブログですが、以下の理由でお休みしておりました。
8月に行われたB Dash Campのピッチアリーナ(*2)に登壇させていただきました。
*1:スタートアップ企業が6分間のプレゼンバトルを繰り広げるイベント
*2 :国内外のインターネット業界のキーパーソンとスタートアップが参加する招待制イベント
プレゼンの様子が動画でUPされていますので、ご覧いただければ幸いです。
クラウド型受付システム「RECEPTIONIST(レセプショニスト)」 from Infinity Ventures Summit on Vimeo.
このピッチ系イベントが一段落いたしましたので、今回のブログはピッチイベントについて書きたいと思います。
まず、この二つの舞台に立たせていただいたこと、大変感謝しております。
そして、この舞台に立つことを心に決め、決勝の舞台åを目指すことに社内のみんなを始め、リライアンスデータの泉さん・木下さん、ボイトレの先生の中西さんには多大なご協力をいただきました。
本当にありがとうございました。
Launchpadにおいては、応募が140社あった中で最終審査までを勝ち抜いた14社のスタートアップが決勝のステージに立てます。私が起業する前から憧れの舞台であり、起業してからは「いつか必ず出たい!」と思っていました。
その舞台に立つまでは書類選考から始まり、2次審査、最終審査を経て、決勝のステージに立てるスタートアップが決まります。
このように振り返ってみても、実際に決勝の舞台に立てるスタートアップは非常に少ないです。
そんな難関ですが、私はLaunchpadと、ピッチアリーナの2度も貴重な舞台に立たせていただいたので、私なりに「ピッチ大会に出る意味」「苦労したこと」「出てみて変わったこと」などについてのブログを書きたいと思います。
プレゼンの大切さ
みなさんが持っているプレゼンに対する意識はいかがでしょうか?
経営者にとってプレゼンがどれだけ重要か、認識されていますでしょうか。
プレゼンというと、オリンピック招致などで著名人が人前で話をするというイメージを抱く方が多いかもしれません。また選挙の演説などをイメージする方も少なくないかもしれません。
しかし、経営者が資金調達のために投資家にプレゼンをする機会や、競合のサービスとコンペになった場合や、ビジコンに参加するなど、経営者とは思ったよりもプレゼンをする機会が多いものです。
経営者のプレゼンの質は会社やサービスの成長やイメージ、資金調達の金額など様々な場面で影響を及ぼします。
ですから、経営者にとって、プレゼンスキルはマストであり、プレゼンの質を上げることは重要な任務だと、私は考えています。
これから出ようと思っている方や、いつも観客席で見ている方など、色んな角度からこのブログを読んでいただき、何かの参考にしてもらえたら幸いです。
まず最初に、「どうして出たいと思ったか」について
人生において、500人を目の前にプレゼンをする機会ってどれくらいあるものでしょうか。もちろん、一生経験がない人の方が多いと思います。もちろん、受付嬢時代には1度も、そんな経験はありませんでした。
また、自分たちが作ったプロダクト・サービスを、これほど大勢の企業の方に一度に知ってもらえる機会も、そうあるわけではないと思います。
特に弊社のサービス・RECEPTIONISTは、企業向けのサービスです。
ですから、企業の意思決定者が集まる、こんなありがたく貴重なプレゼンの機会を逃すわけには行きません。ということで、「憧れ」と「サービスの認知向上」、「経験」が大きな理由です。
次に、「苦労したこと」
“そんなに甘くない。
それがプレゼンというもの・・・。”
プレゼンには基本的に時間制限があり、今回のLaunchpadは6分で、ピッチアリーナは5分でした。プレゼンする立場の人は、自分たちのプロダクトを愛しており、必死で魅力を伝えたいと考えています。伝え出したらきりがないくらい「あれもこれも伝えたい!!」んです。
そんな想いがあっても、制限時間は守らなくてはいけません。
ですからまず、「短い時間の中で、最大限プロダクトの魅力を伝えるには・・・」という「制限時間の壁」にぶち当たります。
次に課題になるのが、「目的」です。
プレゼン大会ですから、審査があるわけです。プレゼン大会に出て「優勝」を目指すのか、それとも「プロダクトの認知・利用拡大」を一番の目的にするのか。それによって「見せ方」が変わってきます。
弊社の場合は、迷いに迷った結果「プロダクトの認知拡大」を目的におきました。
ここにたどり着くのにも、運営側の方やチームRECEPTIONISTたちと試行錯誤しました・・・
でも、ここが明確になっていないとプレゼンの構成が進みません。ですから、とにかく「目的」は早めに決めること。これが鉄則だと思いました。
プレゼンにおいてお話する内容も大切ですが、それ以上に「資料」と「話し方」が大切かもしれません。1対1で行う営業やプレゼンと違い、1対500な訳です。
会場も広く、暗く、基本的にみなさんは、プロジェクターに打ちし出される資料を見ながら、私が話す声を聞いて、プレゼンの内容を把握します。しかも、Launchpadは二日目の朝イチです。眠い目をこすりながら、14社のプレゼンを連続で聞くわけです。
こういった状況で、いかに「ちゃんと聞いてもらうか」が非常に重要です。ですから、資料のブラッシュアップとプレゼン能力の向上は課題だと、私は考えています。
ちなみに今回、私がお世話になったのは、リライアンスデータの泉さん・木下さんコンビ。このお二方は、プレゼンと資料のプロフェッショナルです!
2次審査を通過したタイミングで相談に伺いました。
そこでプレゼンのノウハウを伺い、すぐに「お願いしよう!!」とすぐに決めました。
また、資料や構成も大事だけど、「話し方」も同じくらい大切だと教えていただき、
「この際だ!プレゼンを極めよう!!ちゃんと向き合ってやりきろう!」
と思い、ボイトレの中西先生もご紹介いただきました。
こうして、チームRECEPTIONISTが出来上がったんです。
中西先生は、とても気さくでファンキーな方です。
プレゼン前もリラックスしてできるように、暖かい背中を押してくれる言葉もかけてくれます。
中西先生には、まず「プレゼンとは・・・」というところから教えていただきました。
中西先生とのやりとりで一番印象的だったのは、「何のためにプレゼンをするか」というところです。
みなさん、明確に一言で答えられますか?
「それは、相手の感情を動かすためです。」
……これです!
中西先生の言葉で、今でも私が一番印象に残っている言葉です。
相手の感情を自分が持って行きたい方向に持っていくために何をするべきなのか、伝えるべきなのか。自分をどう見せるべきなのか。という課題に対して答えが見えてきます。
「聴衆は何を期待しているのか」を把握しておくのも、プレゼンにおいて重要なポイントだと思います。また、ボイトレと聞くと、みなさんは歌手の方が受けるイメージだと思いますが、今回のレッスンの内容はちょっと違います。
「立ち方」「声の出し方」「自分を大きく見せるには」など、プレゼンというステージで自分をどう見せるかということを教えていただきながら、話し方もレッスンしていただきます。
こういったレッスンを積み重ね、最初に教えてもらった「相手の感情の動かし方」に生かしていくのです。泉さんからは、「本番までに100回練習してください」と言われました。
「緊張というものは、準備不足からくるものです。準備をちゃんとしていれば、過剰な緊張は避けられます」と言われたのもとても印象的で、本番前の自分を救う言葉でした。
そして、確かに100回以上練習したと思います。
本番まで、他のセッションは一つも聞かず、ずっとホテルの部屋にこもって練習し、セリフを直し、資料を直し、また練習し・・・というのを、COOの真弓と繰り返しました。
ちなみにこの時に強く思った事ですが、こういったプレゼン大会には、一人で参加するより、2名以上での参加がお勧めです。
一人でブツブツ練習することも大事ですが、やはり、「こういう言い回しの方がわかりやすい」など、具体的かつ客観的な意見をもらいながら、ギリギリまで練習する方が、よりプレゼンが洗練されると思ったからです。
そして、「もうこれ以上できることはない!」という感情になれるまで練習をし、本番を迎えるのです。
あとは体調を万全に整え、ちゃんと練習の成果を出し切ること。
これらのポイントを押さえることで、より印象的なプレゼンが実現すると思います。
今こうして振り返ってみても、申し込みから怒涛の1ヶ月半。。。
「辛かった」
最後に「出てみて変わったこと」
きっと私と同じ経験をしたことがある方ならわかっていただけると思うのですが、準備はとても大変なのです。
スタートアップは、ただでさえ時間とリソースがない。
そんな中、通常の業務をこなし、さらにプレゼンのための準備・打ち合わせ・練習の時間を捻出し、いろんな方から意見をもらい、迷走しながら自分たちで答えを見つけ出していくんです。
これは本当に大変です。
でも・・・
「何事にも代えがたい経験になった。一生の財産を手にいれた!」
と思いました。
資料を改善していく中で、プロダクトと向き合う機会が増えました。
今まで持ってなかった視点で見ることもできました。
何より、たくさんの方が応援やアドバイスをくれて、支えてもらっているということを再認識する機会にもなりました。
プレゼン大会は、本番が終われば終了です。
しかし、経営者は今後も、人前でお話をする機会がたくさんあると思います。この経験は、例えば営業や、社員の前で話す機会などにより生きてくると思っています。私はここまで時間をかけて向き合って、憧れの舞台に立てて本当に良かったなと思っています。
このようなブログを書いたのも、自分が経験をし、いかにプレゼンが経営者にとって大切なものかを体感したからです。
これからも自分の言葉で、相手の感情を動かしていけるプレゼンができるように日々努力していきたいと思います。私のプレゼンなんてまだまだまだまだまだまだ・・・・です。
これは場数をこなすという以外に向上はないんじゃないかと思います。
スタートアップの方々、もちろんそれ以外の方々も、人前で話す機会を、是非大切にしてみてください。そして、もしプレゼンをするチャンスが訪れた時は、もっと向き合ってみてください。
いろんな自信に繋がると思います。
最後に、協力してくれた皆さん。
プレゼンを見た後に「一番良かったよ!」「とても良かったよ!」「プレゼン上手だね」と声をかけてくれた皆さん。
どちらも入賞はできなくて悔しい思いもしましたが、皆さんのおかげで「やり切れた!!」と思えることができました。
ありがとうございました!!
もしプレゼンのことなど、私でお役に立てることがありましたらいつでもお声がけくださいませ。(ちなみに、リライアンスデータさんは一見さん*3お断りだそうなので、興味がある方は私にご一報くださいませ!)
*3:一見(いちげん)さん。全く面識や接点のないお客様の事
いつか、また皆さんの前でお話しさせていただく際には、さらに成長した自分を見てもらえるように頑張ります!!
受付嬢と付き合う唯一の方法
6月はLaunchpadなどでバタバタしていた関係で、ブログの更新が久しぶりとなりました。以下、Launchpadでスピーチした時の動画になりますので、是非見てください!
クラウド型受付システム「RECEPTIONIST(レセプショニスト)」
さて、先週のスタッフブログがかなりシェアして頂けましたので、今回はCOO真弓の「受付嬢を飲み会に誘う唯一の方法」のアンサーブログを書いていきます。
「みんなこんなに受付嬢と飲みたいのか!」
と改めて認識する機会になりましたが、私から言わせると、
「飲むだけで満足なのか?」
「それっていわゆる上場ゴールと同じことを意味してないか?」
と一人で悶々としておりました。
もう一度聞きますが、
皆さん,
受付嬢と飲むだけでいいんですか?
飲んでどうするんですか?
受付嬢としてキャリアがあるということは、「容姿端麗で気が利いて、清潔感がある」というのが一般的なイメージではないでしょうか。
そんな子達と飲み会して楽しかったら絶対に次の欲求が出て来るはずです。
「また飲みたい!」
「もっと仲良くなりたい」
それが自然な流れだと思います。
と、こんな前フリをしていると、そろそろ聞こえてきます。
「じゃーどうしたら次のステップに進めるの?」
「じゃーどうしたら付き合えるのさ!」
そうですよね。
Launchpadでもたくさんの方が応援してくださったので、そのお礼ということで、私は今回このテーマについてブログをしたためたいと思います。
(もし、今あなたが狙っている女性が受付嬢であれば口説いていく為の素材になると思いますし、これから出会った際に是非思い出してください。)
受付嬢との飲み会での2つのNG行動
まず、飲み会の後のケア・フォローが次に繋げるのにとても重要ですね。
これは営業をしている人ならお客様に対しても鉄則ですね。
皆さん、これは絶対に守ってください。
口外しない
「○○の受付と飲みにいった!」と絶対に口外しないこと。これ、受付嬢が一番嫌うパターンです。
こういう話がむやみやたらに広まると、変なお誘いが増え、その原因は・・・となった時に一気に総スカンをくらいます。
真弓のブログにもあったように、受付嬢は制服で仕事をしているので、かなりイメージ商売なんです。それに受付嬢の一部が飲みにいったのに、行ってないメンバーまで行ったように話が広がってしまいます。
なので絶対に口外してはいけません。
口が軽い人はどんなシーンでもいい印象は受けないですよね。
二回目の二人デートはNG
次に、2回目にいきなり二人で行こうとしないでください。「またみんなで行こうね」という余裕がいいんですね。でも、1回目ほど大人数で行く必要はないです。
1回目が8人だったら、2回目は4人くらいがいいでしょう。1回目が接待のお供のお願いだったら、そのお礼と言って社内だけで行くのもありですね。
これを実践しないと「受付嬢から嫌われるリスト」入り濃厚です。
受付嬢は基本的には口は固いですが、一度その糸がきれ崩壊してしまうと守秘は守られません。だって、飲み会の話は仕事の話ではないので、すぐにいろんな人に共有されてしまいます。
受付嬢と二回目で二人飲みに行く抜け道
軽くて気合入ってない感じのお誘い
2回目で二人っきりで行く方法があります。確率的には低くなりますが、
「今日会食がなくなったから、もし仕事の後予定なかったら軽くご飯行かない?」
これですね。これぐらい軽くて気合入ってないほうが女子も行きやすいです。しかも、急に予定がなくなったタイミングで私を誘ってくれるって・・・。
というように、他に誘う人がいないアピールが地味にできますね。
二人で飲みに行こうと誘うタイミング
「じゃーいつ二人で行こうと誘っていいのさ」
という声が聞こえてきます。
その答えはこうです。
「向こうから誘ってくるまで待つ!」です。
フザケンナヨ!という声も聞こえてきそうですが、ただ待つだけではないですよ。「本当は私から誘いたい・・・」と思っていたとしても、意外と受付嬢はシャイな子が多いです。
ここは男性が優しくそういう話の流れに持っていくと女の子もその流れに乗って誘いやすくなると思います。
飲んでいるでもそんだあとでもその流れは意識してみてください。連絡先を交換し、ラインなどでやり取りする中でもいいと思います。誘導してください。
それでも受付嬢が「二人で・・・」と言ってこなかったら、脈が低いと考えて断念する事をお勧めします。。。
お店選びも重要ですね。
そこはもう背伸びせず、自分の好きなお店でいいかと思います。普段こういうところに来ているんだということも相手に伝えてください。行き慣れていて、「ここのこれが美味しいんだよ」というものをぜひ教えてあげてくださいね。
また、デートの際に服装は、これは完全にそれぞれの好みが出るので一概には言えないのですが、一つだけ言えることは「部屋干し臭は禁止」です!
どんなにオシャレでも、清潔感がある風でも、全て台無しです。受付嬢は毎日いろんな人に会っています。見ています。好感度が高そうなところを狙っていくよりも、まずは清潔感をアピールすることを優先してみてくださいね。
最後に
私が今まで5社受付を経験してきましたが、社内恋愛はすべての会社であったと言えます。その中で結婚まで至ったカップルが半分くらいです。
皆さんの会社に受付嬢がいる場合、他の会社の受付嬢を狙うより、社内にいる受付嬢を狙うほうが圧倒的に確率高いです。
毎日顔を合わせていて、会社のイベントなどで仕事以外の時間を共にし、仕事で輝いている姿をお互い見ていれば、惹かれ合うのも自然だと思います。
もちろん、受付嬢全員が社内恋愛するわけではないのでターゲットを広く持つのもありです。
ただ私が言いたいのは社内恋愛が意外と多いので、真弓のブログでも忠告しましたが、狙っている受付嬢がすでに他の社内の誰か、担当営業とできているなんてことが意外と多いのです。皆さん気をつけて!
真弓のブログとこのブログを実践し、成功をおさめた方は是非ご一報くださいw
そして、もっと深いHow toを知りたい方は是非弊社に入社してください!
社員には手取り足取り、コンサル致しますw
ご応募はコチラから!
ぜひ応募お待ちしております!!
(これはあくまでも個人的な経験に基づく一般的なお話です。この限りではい場合ももちろんあります。ご理解をいただければと!)
サービス動画制作で気をつけた3つの事〜繋がりに感謝〜
ご存知の方もいると思いますが、
iPad無人受付システムRECEPTIONISTには、サービス紹介動画があります。
https://www.youtube.com/watch?v=raPbDdIIIWg
私が起業する前に、そしてその後も、様々な方から今の時代はサービスの紹介は動画がマストです、というアドバイスを多方面からいただき、私自身も様々なサービスを研究している時に「確かに必要だ」と思い、去年末撮影いたしました。
まだまだ駆け出しの私達ですので、予算が少ない中、色々と工夫をしなければいけなかった思い出が蘇ります。
これを見ていただければ、このブログで松岡修三ばりに何度も力説して来た
「受付嬢の実態」と「求められるスキル」とは?
今までは受付嬢から起業家としてよく聞かれることを書いてきましたが、今回は受付嬢時代に聞かれたお話しを書きたいと思います。
1つは「受付嬢の実態」で、
もう1つは「受付嬢として求められる条件」です。
まずは受付嬢の実態について書きたいと思います。
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橋本真里子の「作り方」〜出会いこそが人生だ〜
受付嬢から起業した事で変わった人間だと思われる事が多いですが、私は「普通」だと思っています。
今回のブログで「普通」を何と定義するかというと「特別何か秀でているものがない。平均的。」です。
「派遣で、受付嬢から起業しているから普通じゃないじゃん!」
とよく言われますが、それはあくまでも結果論であって、私自身はあくまでも普通だと今でも思っています。
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