女性起業家として、「女性が働くこと」「女性の働き方」について私はこう思う
私は今35歳です。今年で36歳になります。
結婚はまだしたことがありませんし、子供もいません。
もちろん、今まで結婚しようと思ったこともあります。
「結婚したくないの?」
「諦めたの?」
と聞かれることもありますが、私も人の子です。いつか結婚したいし、子供だって欲しい。
これまでのブログでお伝えしましたが、私はずっと受付嬢。これまで女性ばかりの環境でお仕事をすることが多く、様々な女性の声を聞いてきました。なので、今回はその経験から生まれた私が考える「女性が働くこと」について話したいと思います。
この「女性が働くこと」について書こうと思った理由の1つは、トランス・コスモス時代の先輩が私のブログを見て数年ぶりに連絡をくれたことでした。
「とても感動した」と。連絡をくれたのです。
以下、そのまま掲載させていただきます。
デイライテットのブログ拝見させてもらいました。
まりちゃんすごいなぁ。。。
なんか、私が受付してた頃に受付として、人をもてなす立場としてこうあって欲しい。会社の顔であることを忘れないで欲しいって思ってたことがそのままブログに書かれていて嬉しくなっちゃった!
受付なんてチヤホヤされるからしてるんでしょ?みたいな人もいたし、実際そのモチベーションでやる人も多いからこの10年でのまりちゃんの成長が本当にすごいなぁとただただ尊敬です。
受付というお仕事が好きで、最良の状態でお客様を社員に引き継いで、気持ちよく取引してもらって笑顔をもらえるのとてもやり甲斐だったことは、確かだわ。
だからこそ、私もステップアップとして資生堂を選んで、これまたとても、しごかれました…立ち居振る舞いから先輩にすべてにダメ出しされて、マナー研修があってそれでも楽しかったんだけど、タイミングで結婚してしまった。
この連絡をくれた先輩は、私がトランス・コスモス時代に一番尊敬していた先輩で、ずっと憧れていた方です。
その先輩も受付の仕事を愛し、向き合っていました。そして、私の前からその姿勢を残して、次のステップへ行かれました。
こういう先輩になりたいなって思った一番最初の先輩でした。
受付の仕事を精一杯努めながら、女性としての幸せを掴んでいる。とても素敵だと思います。私もこうなりたいって思うので、やはり今でも憧れの先輩です。
確かに受付は一見華やかだし、ちやほやされるよね。
お客さんから連絡先もらったり、声かけられたりするんだよね。
男性社員からのお誘いも多いんでしょ。
結婚相手探すために受付やってるんじゃいないの?
みたいなこと100万回言われました。
ちげーし。ドラマの見過ぎだし。(ブラック橋本が出てしましましたね。苦笑)
確かにそういうモチベーションでこの仕事を選んだ子もいると思いますし、
入ってくる子はいたと思います。そういう印象を持たれることもわかります。
しかし、私が働いていた受付は全くそんな甘いものではなく、現実のとギャップで辞めていく子も何人も見ました。
そんな中でも一緒に働くことを選んで残ってくれて、ご縁あって同じ職場で同じ時を過ごし、苦楽を共にしていくメンバーに私が常に伝えてきたことがあります。
それは「仕事は大事にしたほうがいい」ということ。
こんな会話をよく耳にします。
「私は○○歳には結婚して、いくつくらいに出産して、○○に住んで・・・」という妄想話。
そういう妄想、結構です。大いにしていただいていいと思います。
でも、それだけでは幸せにはなれないと思います。
結婚というのは、唯一と言っていいほど女性がコントロールできないこと。
誰かを好きになって、告白する。別れる。これは男女ともにどちらのタイミングでも決断できることだと思います。
しかし、結婚のタイミングというのは、やはり男性のタイミングで決めることが一般的だと思います。
(もちろん女性からプロポーズして結婚された方もいると思いますので、あくまでも統計的に・・・な話です)
その自分ではコントロール・意思決定できないことに対して、自分の時間の使い方の軸を置いてしまっては不自由です。
確実性のないことをベースに生活をしていては不安定です。
学生を終え、社会に出れば仕事をしなくてはならない。これはほぼ確実です。
1日24時間という平等に与えられる時間の中で、8時間は仕事をする。寝ていない時間の大半を仕事に関係する時間に費やすのです。
自分の時間の中で、それだけ多くの貴重な時間を費やすのに、仕事を頑張れない・楽しくない・向き合えない。そんなもったいないことはないでしょう。
人生の大半を無駄にしてしまっていると言っても過言ではないと思います。
受付を続けていく中で、同僚からたくさんの相談を受けました。
「辞めたい」
「次のキャリアを考えている」
「どうしたら橋本さんみたいに頑張れるようになれますか」
そういったときに、
まず「どうしてそう思うのか」というのを聞いてきました。
それを踏まえて次のようなことをいつも伝えてきました。
「私たちは仕事はしなくてはいけないよね。貴重な時間を費やしているので、今の仕事よりもやりたいことが見つかったなら今の仕事をやめて、やりたい仕事をするべきだと思う。でも目標もなくやめるだったり、逃げたいからという理由であれば、それは勧められない」
それは、次の環境にいっても同じことの繰り返しになるからです。
仕事って、というか仕事もそれ以外のことも「続ける」っていうことが非常に大事だと思います。時に難しいことかもしれません。難しいから大事なんだと思います。
辞めることはいつでもできる。
漠然と自分の結婚や将来のことを考えている人は多いと思います。年収いくらぐらいの人と結婚して・・・とかよくネタになりますよね。私たち女性が仕事を続けることは、自分の人生を豊かにすることに直結すると私は思っています。
自分が選択肢をたくさん持つことによって、自分の将来の可能性を広げるんです。
自分の仕事に向き合わず、漠然と男性に依存するような生活を考えている人は結果的に将来の可能性や自分の道を狭めているんです。
だって、好きになった人が理想のステータスな事は「確率」としてどうでしょう?
そして、その人が自分を選んでくれて、将来の伴侶として自分を選んでくれる可能性ってどれだけでしょう?
そういうことを繰り返して、年齢を重ね、理想としていた結婚の年齢に迫り、、、となっていくと、それは自分が理想として描いていた結婚とは別物になっていると思います。
でも、もし自分が一生懸命仕事をしていて、きちんと社会に貢献していれば正当な見返りとしてお金をいただける。自分が頑張ってきたことが二人の生活だけでなく、好きな人の役に立つかもしれない。自分のスキルが好きな人の役に立つかもしれない。頑張ってきたことがきっかけで出会えたかもしれない。
容姿は生まれつきやタイプによって左右されるものだと思います。
でも頑張っている姿はみんな平等に美しいと思います。
一生懸命前を向いている人はかっこいい。
自分の努力とは無関係に変化して行ってしまう部分を好きになってもらうより、
変わらない部分を好きになってもらった方が絶対に幸せだと思います。
私自身が好きになる人も、形や今だけのものにとらわれず、ずっと変わらない部分に惹かれる人が魅力的だと感じる人だと思います。
オシャレするのもよし。(私だって大好きです)
女性として外見を磨くこともとても大事だと思います。
受付嬢はそれがお仕事ですから。
だけど、それだけではダメ。
内面が物をいう。
内面こそが差別化です。
人と比べてどうこうではないんです。
「自分がどうしたいか」
これがとても重要です。(これは尊敬する経営者の人から伝授していただいた言葉です)
社会に出ると誰も守ってくれません。
自分で責任を持つのです。
だからこそ、きちんと意思を持って生活するべきです。
今自分が毎日触れ合っているお仕事について、一度きちんと向き合ってみてください。
そして、今までと少し違う気持ちや視点を持って取り込んでみてください。
必ず今よりも楽しい毎日が待っています。
そしてあなた自身が輝きます。
そうすると自然にあなたの周りに輝いた人たちがやってきます。
そして次に見たい世界が自ずとあなたを迎えに来ます。
よくこう言いますね。
「周りにいる人は自分の鏡」
自分を写し出しているいるのが、自分の周りにいる人たちなのです。
実際に私がこう発信してきて、素敵なキャリアを歩んでいるのがこの二人です。
この二人はもともと私の受付仲間です。
二人とも私と働いた受付が受付デビューでした。
今では二人とも立派に数人をまとめて先頭に立つリーダーを勤めています。
とっても素敵な二人です。いつも眩しいです。
とても愛されています。
そしていつも元気をもらいます。
こういう仲間が周りにいてくれることが、自分が仕事と向き合ってきたことの結果だと思います。
仕事というのはお金を稼ぐことだけではないのです。「自分を豊かにする」もの。そして、自分の周りも豊かにできるのです。
そんな素敵な仕事を世の中の一人でも多くの女性に愛して勤めて欲しいです。
そして男性はそういう部分をもっともとっと注目してください。
「すごいね」「頑張ってるね」
そうやって褒めたあげてください。
そうすることでもっともっと女性は輝きます。それは男性にとってもハッピーなことではないでしょうか。
日本の人口が減っていく中で、就業する人口も減っていきます。
だからこそ今、「生産性」とか「業務の効率化」といったようなことを国をあげて取り組んでいるんだと思います。
同じ人口でも前向きに、モチベーション高く取り組めるだけで、どれだけ生産性が高まるか。何かのツールを使わないとできないことばかりではありません。
むしろそういったマインドがベースになるのではないでしょうか。
とまぁ、難しい話は置いておいて、
とにかくどんなことにも「愛」に溢れた時間を過ごすことにより、
たくさん「愛」を与え合うことによって、
人生は無限大に豊かになる。
私はそう思います。
女性として、毎日自分の仕事に向かい合って生きてきた結果が
私の場合は起業でした。そして、今は自分の会社とサービスとお客様と向き合っている日々です。
きっとまたその先にはまだ見ぬ世界が私を待っています。
みんなそれぞれの道があると思います。
どんな道だっていい。
でも、自分でカードを持って、自らその道を選んだという優位的な姿勢で常に何事にも臨んでほしい。
女性起業家としてというよりは、今回は一人の働く女性として書かせていただきました。
このブログを読んでいただき、何かが少しずつでも変わることを願っています。
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